☪︎⋆の備忘録③ 〜プレデビューから現在〜

 

デビューメンバーが決まり、虹プロが終わってからは、自分の中で複雑な心境が続いていました。

 

デビューメンバー決定と同時にNiziUのプレデビューが発表され、今までNizi Projectで夢だけを見つめてひたむきに進み続けた彼女たちの姿を見てきたのだから夢が叶っておめでとうと祝福する気持ちもある、NiziUとしてデビューする9人ももちろん大好きだからメディアに出る姿を見たい、でも見るとどうしても合格できなかったメンバーたちのことを思い出してしまうし、ここにリリアちゃんがいたらなあ…と考えてしまって苦しい…

日々葛藤していました。

 

さらにプレデビューのミニアルバムには表題曲であるMake you happyだけでなく、虹の向こうへやBaby I'm a starも収録されるとのこと。合格できなかったメンバーのパートを他のメンバーが歌うってこと…?それってなんだか存在を否定されてしまったような気がして…

6月26日にデビューメンバー発表。30日にミニアルバムリリース。合否が分かれてからわずか4日で彼女たちの軌跡は上書きされ、戸惑う私をよそに周りは祝福モードで、私は完全に世間から取り残されていました。

 

NiziUのプレデビューを祝福していた方々を否定しているつもりはありません。自分の応援していた子がデビューを果たし、その子の歌声が音源として世に放たれる。こんなに嬉しいことはないと思います。私もできることなら心から祝福したかった。しかし、以前にも書いたように、私はあまりにもリリアちゃんに入れ込みすぎていました。また、これは誰にも言ったことがない気がするのですが、私の中で2番目に推していたのはユナちゃん、3番目はアカリちゃんでした。いちばん応援していた3人がみんないなくなってしまった。その事実が、NiziUのデビューを祝う気持ちを覆い隠してしまっていたのだと思います。

 

また、Make you happyでプレデビューをするということにも物申したかった(当時は尖りまくっていて、何に対しても攻撃的になっていた時期だったんだと思います)。NiziUのみんなは歌だけでも聴かせられるし、ダンスもゴリゴリに踊れるのに、メキハピではその実力を世間に見せつけることはできないんじゃないのか、よさを活かしきれていないようでもったいないと当時は思っていました(今となると、縄跳びダンスが大ブレイクし、キャッチーで可愛らしく元気をもらえる曲調も大正解、さすがJYPという感じですが)。

 

ところが、Make you happyは私の想像を遥かに超える大きな快挙を成し遂げます。

 

配信限定リリースとなったDigital Mini Album『Make you happy』だが、iTunes Storeでは記録的な予約が入り、配信直後早々iTunes 総合トップアルバム・ランキング1位を獲得。

その後もApple Musicをはじめ大手音楽配信サイトで軒並み1位を獲得、LINE MUSICやAWAなどの音楽サブスクリプション・サービスではランキングのTOP 4をDigital Mini Album『Make you happy』収録の4曲で独占。

 

オリコンのデイリー デジタルシングル(単曲)ランキング(6月30日付)でも、表題曲「Make you happy」1位、その他3曲の収録曲が「Boom Boom Boom」3位、「虹の向こうへ」4位、「Baby I'm a star」6位にランクインする快挙を成し遂げた。

結果、配信開始3日間で国内音楽配信サイトにて、シングル・アルバムランキング1位の合算で実に64冠(ソニーミュージック調べ)を達成した。韓国でも、Melonやgenieといった大手音楽配信サイトでJ-POPチャート1位に。


7月1日(水)にはグローバル配信もスタートし、早速香港や台湾、マレーシア、シンガポール、タイ、インドネシアなどでiTunes J-POPランキング1位を獲得。

しかも、Apple Musicのトップ100:グローバル(グローバルチャート)に「Make you happy」が23位にランクインし、いよいよアジア圏のみならず世界的なヒットとなりつつある。


そしてプレデビューを記念し、NiziU初のMusic Video「Make you happy」が6月30日(火)にYouTube公開されたが、これが公開開始後3日間で日本人ガールズグループとして異例の2,000万回再生を突破、現在2,200万回再生超えを記録。

NiziU『Make you happy』64冠達成&MVが2,000万回再生突破 | ドワンゴジェイピーnews - 最新の芸能ニュースぞくぞく!

 

まさか、親になったような気持ちで見守り、応援してきた彼女たちが、こんなに大きな存在になるとは…わずかな期間で、NiziUが遠くへ行ってしまったような気持ちでした。

 

虹プロを見ていた当初は、「え、なにそれー?知らなーい」と言っていた友達が気づいたらNiziUのインスタアカウントをフォローしていたり、街中でもMake you happyが流れているのが聞こえてきたり。

 

NiziUの大躍進に私の心は追いつくことができず、気づいたらNiziUから少し離れたところにいる自分がいました。

自分の気持ちに正直に生きることが私のモットーなので、無理はせず、また心から応援したくなった時に応援しようと決めました。

 

 

そんな私の気持ちが動いたきっかけは、THE MUSIC DAYでした。

NiziUが歌番組に出るなんて…!今までMVやパフォーマンスビデオ、TikTokなど様々な動画の供給はありましたが、歌って踊る生のパフォーマンスを見られるのはまた別格でした。少しの間NiziUから離れていたこともあり、心が落ち着いたのか、新鮮な気持ちで楽しみにしている自分がいました。

 

そして、Make you happyを披露するNiziUを見て、とっても胸が熱くなりました。みんな歌もダンスもさらに上手になってる…!いちばん驚いたのは、アヤカちゃんの歌の成長でした。え、すごく上手になってる!アヤカちゃん!すごいよ!と1人で大興奮してしまいました。

デビューが決まっても努力をし続けるNiziUのみんなが誇らしく、また、その成長を見越したJYPの目に狂いはなかったということも自分の中でストンと腑に落ち、今までのNiziUに対する複雑な感情がスーッと消えていくのがわかりました。私、またNiziUを応援したいかも…

 

そんな私の気持ちへの決定打となったのは、デビューシングルのビジュアル発表でした。

あれを見た時の衝撃は今でも忘れられません。なんだこの透明感……え、女神の戯れですか…?

美しくオーラを放つNiziUのメンバーを見て、私はもうNiziUから離れることはできないということを悟りました。そして、新たな気持ちでまた応援しようと決めました。

 

私がそう思えたのは、パフォーマンスでもビジュアルでもNiziUのみんなが大きく成長して、Nizi Projectの頃とは別人のように、1人前のアーティストのように見えるからだと思います。NiziUを見るたびに虹プロを思い出して複雑な心境に陥っていましたが、今では虹プロとNiziUを切り離して考えることができるようになりました(もちろん虹プロがあったからこそのNiziUですし、虹プロは私にとってこれまでもこれからも大切な思い出ですが)。

 

応援したいという気持ちがありながらも、素直に応援することができずに苦しい日々を過ごしてきましたが、こうやってなんのしがらみもなく心のままに応援することができるようになり、とても嬉しいです。自分の気持ちに整理がついてよかったなと思います。

 

そして今ここで改めて言いたいです。NiziUのみんな、デビュー決定心からおめでとう。

 

 

 

3本に渡って書いてきたこの文章も、今回で終わりになります。

こんな私的な文章(しかも超長文)をここまで読んでくださった皆様、ありがとうございました。

そして、こんな出戻りの私をまた受け入れてくださったWithUの皆様もありがとうございます。

私なりのペースでこれからも応援していきたいと思っておりますので、よろしければこれからもよろしくお願いします。

 

☪︎⋆の備忘録② 〜韓国合宿〜

 

そして迎えた韓国合宿。

 

(今回は、当時の私の気持ちを率直に書いているので、読んでいて気分を害される方もいらっしゃるかもしれません。もし不快な思いをされたら申し訳ありません)

 

(また、自分の記憶だけを頼りに、再度確認をしないまま書き殴っています。餅の発言内容等、事実と少し違うことがあるかもしれませんが大目に見ていただけますとありがたいです)

 

正直に書くと、韓国合宿の期間中、私はNizi Projectを純粋な気持ちで楽しんで見ることができませんでした。一視聴者として楽しむには、あまりにもリリアちゃんに入れ込みすぎていたのだと思います。

 

 

ミッション1の個人レベルテスト。ステージを独り占めするリリアちゃんを約3分間も見られるなんて!なんて贅沢なんだ!と私はとても楽しみでした。また、一人一人の練習風景が流れるのも嬉しかった。リリアちゃんをいっぱい見られるぞ〜!とワクワクしていました。

 

そして迎えたリリアちゃんの放送回。餅ゴリからの評価は思わしくありませんでしたが、祈るような気持ちでステージを見ていた私は、色気というリリアちゃんのよさを生かした良いステージだったと思いました。

 

一つもどかしかったのは、レッスンの際に体力が足りないから振りを減らすというトレーナーさんの提案を素直に受け入れていたこと。トレーナーさんはきっと「トレーニングして体力をつけます、このままでいかせてください!」という返答を期待していたんじゃないかと思います。少年野球チームのスパルタ監督が「やる気がないなら帰れ!」と怒鳴るのは、本当に帰ってほしいわけじゃなくて気合を入れ直してほしいということみたいな(…我ながら例えがわかりづらい)。

 

もちろんリリアちゃんが頑張っていないはずはないし、彼女が努力家であることを私は知っています。だからこそ、なんでだろうかともどかしく思った。このことが、練習態度の評価にも繋がっていたのではないかと思います(練習態度というか、正しくはレッスンへの積極性みたいな感じだよね、たぶん)

 

餅ゴリからかなりきつめのお言葉を投げかけられ、私だったらもう無理帰る!!!と投げ出してしまうようなところを、まだ10代の彼女は踏ん張った。韓国での寮生活という慣れない環境で。周りにいるのは仲間でもありライバルでもあるという難しい関係性の練習生たち。リリアちゃんだけじゃなく13人全員を、よく生き抜いたねと抱きしめてあげたい( ;  ; )

 

そんな状況で、周りには褒められていい評価をもらっている子もたくさんいて、焦りは募るばかりで、想像するだけでも心が死んでしまいそうになります。芸能界を目指すというのはそういう過酷なことなのかなとも思いつつ、それでもやっぱり心配で、メンタルケアとかしっかりしてあげてねJYP…という気持ちでした。

 

 

ミッション2のDance The Night Awayは、私の大好きなステージです。4人みんながキラキラ輝いていて、JYP練習生が1人もいないという少し不利なチーム編成の中で、よくぞあそこまで仕上げた!!!と大拍手を送りたい。チーム編成が発表された時点で強豪であることが容易に想像のつくノムノムチームを相手に、大健闘だったと思います。どちらのステージも素晴らしく、結果発表までどちらが勝利するのか予想できない対決でした。

 

(余談ですが、あのチーム編成自体は到底納得できるものではありませんでした。餅ゴリが本当に平等だと思ってあのチーム編成にしたのであれば、私は餅ゴリの見る目を疑ってしまいます)

 

そして結果はノムノムチームの勝利。

 

私はDTNAチームの勝利を願っていましたが(リリアちゃんがいるチームだったし、ここで勝てたら下克上みたいでかっこいいし)、でもノムノムチームの勝利も納得できるものでした。悔しい気持ちもあったけれど、どちらもよかったからきっと僅差でこの結果になったのだろうと思いました。

 

しかしその一方で、なんだか面白味のない対決だとも思ってしまいました。チーム分けの時からどちらが勝つか多くの人が予想できるようなチーム編成で、不利だと思われていたDTNAはかなり仕上げてきたけれど、それでもやっぱり完成度という観点で順当にノムノムチームの勝利。波乱も大逆転もない。なんだかなあ…と思ってしまう自分もいました。

 

チーム編成に、順位……納得できない点は多々ありました。リリアちゃんだけでなく、他の子についても、「この子はもっといい評価をもらっていいはずだ!どうして!?」と発表された順位に疑問を持ってしまいました。

 

私自身が餅ゴリを信じることができなくなったのはこの頃からだと思います。後日別の記事で書こうと思っていますが、今は餅ゴリの見る目はやっぱり間違っていなかった、さすが世界で名高い敏腕プロデューサーだと思っています。しかし当時は、一人一人の子が夢に向かってひたむきに努力しているのに自分の好みで偏った目で見る変態おじさんだと思っていました(小声)

 

このように思い始めたのは、推しであるリリアちゃんが思うように評価されなかったことに対する悔しさや妬みのようなものがあったからだと思います。他の参加者の子たちに対しても、妬みのような感情を持ってしまう自分がいました。他の子たちも、私には想像もつかないような膨大な努力を毎日毎日して、その積み重ねが成果となり評価に繋がっているということはわかっていながらも、餅ゴリから高評価をもらうのを見て理不尽な負の感情を抱いてしまいました。今となっては本当に申し訳なく思います。

 

話は戻りますが、ミッション2でのノムノムチームの勝因は「完成度」でした。それを聞いた時、「ん?完成度?韓国合宿でのキーワードは成長じゃなくて?どうした?お?」と一人で煽りモード、戦闘態勢に入ってしまいました。

しかしどうこう言っても結果が覆せるわけでもなく、納得のいく説明が聞けるわけでもなく、私は自分を無理やりにでも納得させるしかなかった。「そうか、わかった。なんだかんだ言っていちばん大事なのは完成度なんだな。確かにデビューするにあたって初めて見る人にとっては成長度合いなんか関係ない、完成度がすべてだもんな」

 

そして迎えたミッション3。私が贔屓目で見ているということを抜きにしても、ICYチームの完成度はとても高かった。ツイッターを見ていても、そのような意見を持っている方がとても多いように感じました。「よし、審査基準が完成度であるこのチームミッション。今回こそはいける!」

 

ところがです。優勝したのはフィルスペチーム。勝因は「感動」でした。

「……いやいやいや!ICYチームめちゃくちゃ完成度高かったから1位とれると思ったのに!感動って!ここにきて審査基準ブレッブレやん!!!」

心の中で総ツッコミをかましてしまいました。

今回も、どのチームもとっても素晴らしいステージだったし、どこが勝ってもおかしくない。いやでも、評価基準よ……何がどうなってるの……と、釈然としない気持ちでした。

 

そんなこんなで、私の心は醜い感情で入り乱れていて、虹プロを楽しみながら見られる精神状態ではありませんでした。

ただただリリアちゃんのステージを見るのを楽しんでいる気持ちもあり、リリアちゃんのデビューを願う気持ちもあり、どのチームのステージも楽しみだという気持ちもありつつも、餅への反感や、見ないふりをしようとしてもにじみ出てきてしまう他のメンバーへの妬み。

最終ミッションに近づくにつれ、大逆転を信じながらも、心のどこかでデビューメンバーの予想がついてしまったり。信じよう、信じてると何度自分に言い聞かせても最悪の結果が頭の片隅でずっとちらついていて、そんな自分が嫌で嫌で…苦しい毎日でした。

 

だから、デビュー発表の瞬間は思ったより冷静でいられた気がします。「ああ、やっぱり」そう思ってしまった。リリアちゃんを信じきれなかった自分を殴りたいですが、結果を聞いて、心が軽くなったのも確かでした。

 

もちろんリリアちゃんがデビューできることが最大の願いでした。でも、リリアちゃんには他にもっと輝ける場所があるはずだ、ということも感じていました。オーディションは就活や結婚と同じようなもので、すべては縁であり、合う合わないがあるのは当たり前なのではないかと思います。だからリリアちゃんにはいちばんリリアちゃんの力を発揮できる場所で、いちばん幸せな形でデビューしてほしい。そう思うと、結果を素直に受け入れることができました。

 

ここまで書いてきたように、私はリリアちゃんという存在を通してNizi Projectを見ていました。リリアちゃんがいなければNizi Projectというオーディション自体知らないままだったでしょうし、すべてリリアちゃんを応援するという立場から見ていました。

そうではなく、誰も知らない状態から虹プロを見始めて、応援したい子ができて、毎回のミッションをドキドキハラハラしながら純粋に楽しんで見て…そうだったならどんなに楽しかっただろうか、そう思った時もありました。

でも、あのころの感情もリリアちゃんを本気で応援していたからこそのものであっただろうし、逆にそれだけいろいろな思いがあったからこそ、虹プロが私の中で特別なものとして焼き付いているのだろうと今となっては思います。

 

複雑な感情を持ちながらも、ひとりひとり、ひとつひとつのステージが最高に楽しかったのもまた事実です。ミッションの度に短期間で急成長を遂げ、最高を更新してきてくれる彼女たちを見るのが楽しくてたまらなかった。いろいろな感情に覆われてしまって見えづらくなってしまっていたけれど、その感情を消化することができた今、改めて思い返すとNizi Projectは最高に楽しかった。夢に向かってひたむきに頑張る子たちは美しい!

 

また、餅ゴリがスッキリで言っていた「実力の差がなくなってきます」という言葉が今でも心に残っています。餅ゴリの言った通り、韓国合宿開始時にはあんなに歴然としていた差が、ミッションが進むにつれどんどん縮まり、誰が上位をとるのか、キューブをもらえるのか予想がつかなくなっていった。13人いれば当然13位の子も出てきますが、それはダメだったわけではなくて、「みんないい」という大前提のもと、僅差で順位がつけられたのだと思っています。大接戦の中、レベルの高い、良いものを見ることができました。夢を目指す気持ちと、弛まぬ努力はこんな素晴らしい結果を生むのかと私も夢を見せてもらいました。彼女たちに感謝と拍手を贈りたい。

 

 

と、ここまで書いたところで、今回はこの辺で終わりにしようかと思います。こんなに長くて読みづらくて面白味のない文章を最後まで読んでくださりありがとうごさいました。

次はNiziUのプレデビュー後のことについて書こうと思っています。もし今後も読んでくださるという方がいらっしゃいましたら、ぜひお付き合いください。

☪︎⋆の備忘録① 〜虹プロを見始めるまで〜

 

これは、Nizi Projectからデビューメンバーの決定、NiziUプレデビュー、そして現在までの私の気持ちの変化を綴ったブログです。自分の気持ちに整理をつけるための完全なる自己満足です。

このような文章を書くのは初めてなのでお見苦しい点も多々あるかと思いますがお許しください…

 

私は4年前から池松里梨愛ちゃんを応援しています。α-X's(アクロス)というavexの育成ユニットに所属していた里梨愛ちゃん。あの頃の私は里梨愛ちゃんしか見えておらず、生活の中心に里梨愛ちゃんがいました。アクロスのライブに行くことが生きがいで、歌って踊る里梨愛ちゃんを近くで見たり、ライブ後のイベントで里梨愛ちゃんとお話したり、ツイッターでどうでもいいリプを送りまくったり(今思い返すと迷惑極まりない)、そういうことで毎日頭がいっぱいでした。とにかく里梨愛ちゃんが大好きだった。歌って踊る里梨愛ちゃんをただひたすら見ていたかった。名前を呼んでもらえただけで嬉しかった。そんな幸せな日々は、アクロス解散という形で終わりを迎えました。

 

里梨愛ちゃんに今までのように会えなくなってからは、この大きくなりすぎた気持ちを一体どこに向ければいいのだろうと、誰かを推すという気持ちを持て余していました(余談ですが、結局その気持ちはジャニーズへと行き着き、私はジャニオタになりました)

 

それでも、里梨愛ちゃんを好きな気持ちはずっと変わらず、また里梨愛ちゃんがステージに立つ姿を見たいとずっと願っていました(里梨愛ちゃんはアクロス解散後に、地元福岡で開催されるイベントに出演することもありましたが、当時の私は福岡まで飛ぶ行動力がなく断念……今でも悔やまれます、何で私は飛ばなかったんだ)

 

そんなある日。久しぶりに里梨愛ちゃんにリプを送ろうとツイッターを開くと、ついこの前まであったはずの里梨愛ちゃんのアカウントがなくなっていました。慌ててインスタを開くと、インスタのアカウントもない。私は「ああ、もう里梨愛ちゃんに会える日は来ないんだな」と静かに悲しみに暮れました。でも、里梨愛ちゃんが決めたことなら応援するしかない。学業に専念するのかな、それとも他にやりたいことができたのかも、と自分に言い聞かせ、里梨愛ちゃんの思い出は大事に胸の奥にしまい込みました。

 

そして里梨愛ちゃんに最後に会った日からもうすぐ2年が経とうとしていたある日。深夜に里梨愛ちゃんのことを思い出し、シクシクメソメソしながらなんとなくネットで里梨愛ちゃんの名前を検索すると。

 

【Nizi Project】池松里梨愛のプロフィールや性格!元アイドルでモデルだと話題に!

 

ん!?こんな記事見たことないぞ!?しかも最近の日付……なんだこれは!

慌てて記事を開くと、そこには日本のソニーミュージックと韓国のJYPエンターテインメントが手がける日韓合同オーディション、『Nizi Project』とそこに里梨愛ちゃんが参加しているということが書かれていました。

 

それまで私はK-POPについては無知にもほどがあるくらいで、JYPなんて聞いたこともありませんでした。でも何がなんだかわからないまま記事を読み、よくわからないけどHuluを見れば里梨愛ちゃんを見られるのか!?ということだけを把握し、そのまま速攻でHuluを契約。深夜にHuluを見漁りました(確かその時はすでに5話くらいまで配信されていたと思います)。

 

そしてやっと見つけた里梨愛ちゃん( ;  ; )だがしかしなんだか酷評されている( ; ; )なんだこのおじさん( ;  ; )というのが当時の感想でした(笑)

 

それから回を追うごとにだんだんと餅ゴリの人柄がわかり始め、里梨愛ちゃんも東京合宿の個人レベルテストで高評価をもらうことができ、他の参加者の子たちのこともだんだんとわかるようになって、気づいたら虹プロにどハマりしていました。

 

韓国行きのメンバーが発表される時、私は全く緊張していませんでした。里梨愛ちゃんの実力はよくわかっているから。ここで終わっちゃうような子じゃないし、個人レベルテストでもいい評価をもらってたから大丈夫。いつ呼ばれるかな〜早めに呼ばれるよな〜なんて気楽に考えていました。

ところが、いざ順位発表になると、里梨愛ちゃんの名前はなかなか呼ばれない。あれ?また違った。きっと次に呼ばれるよね。…あれ、また別の子だ…。そんなことを繰り返し、12番目に里梨愛ちゃんが呼ばれた時には大きな安堵と少しの不安を抱きました。韓国合宿に行けることになってよかった。でも、不安というか、違和感…?里梨愛ちゃん、12番目なのか…。そんな感情が、韓国合宿に行くとますます大きく、ミッションのたびに私の前に立ちはだかるとはその時は予想もしていませんでした。

 

そして迎えた韓国合宿。

 

––––長くなりすぎてしまうので、ここからはまた次の記事で上げたいと思います。

こんな私的な文章をここまで読んでくださり、ありがとうございました。

(韓国合宿編はますます感情が入り乱れて長文になることが予想されますのでご注意ください……)